金属プレス加工とはどんな作業なのかが分かるように簡単にまとめました。
一人一人が責任をもって作業をしますが、ライン作業と違って自分で作業の組み立てを考えます。
ある意味やりがいを感じてもらえると思います。
予定表、作業内容確認
予定黒板を確認します。
スタッフは指示されたプレス機と工程内容を把握します。
金型の段取りが必要な場合は、製品図面をみて必要なセッティングなどの情報を確認します。
金型、材料と寸法確認
金型や材料のセッティング後、いくつか加工し、画面の重要な寸法が入っているかを確認してから作業を開始を開始します。
製品加工(自動プレス)
金型や材料セッティング後、大きな材料の場合、自動で稼働する工程があります。主に第1工程などです。
自動ていっても人がついて作業します。
製品加工(単発プレス)
金型セッティング後、第1工程でブランクされた材料をひとつひとつプレス機で加工していきます。
金型や材料のセッティングで寸法確認をしていても、
連続して加工しているうちに寸法が変化したり、製品に傷が入ってしまうことがあります。
工程内検査で必要な寸法などを確認します。
金型メンテナンス
一つの工程が終了すると金型を外しますが、金型の摩耗が大きいときは次回の注文に備えて「金型研磨」などをしてから金型ラックに収納します。
出荷検査
製品の中には寸法、外観など全数検査をするものがあります。
箱ごとの現品票と中身の数量が違っているのも不良となってしまうので、数も慎重にカウンターなどで計ります。
また、鉄製品なので錆対策などをしています。いよいよ出荷です。
その他
スクラップ分別・・・スクラップもきちんと分別すれば資源となります。材質やサイズごとに分別してリサイクル資源として引き取ってもらいます。
5S・・・整理、整頓、清掃、清潔、躾の頭文字のSが5つで5Sです。一つの工程が終わると、そのプレス機の周りを清掃しています。もし、前の工程の製品が残っていて、次の作業と混ざってしまうと「異品混入」や「未加工品」などの不良となってしまい、会社の信用が下がってしまいます。